懐かしい本作のフィリピン版実写をT-Joy東広島にて観てきました。最初アメリカ版だと思っていたのですが、なんとアジア版でした。
本作は制作の日本サンライズにとっては、のちに伝説となりいまも続く機動戦士ガンダムのひとつ前の作品であり、前作はコンバトラーVとなります。日本サンライズの黎明期の作品と言えます。
作品世界は雄大で、敵を宇宙の彼方のコアザン星からの侵略としており、ガンダム的でありながら、そんな敵に対して母親と兄弟、従妹らのチームが地球を守る壮大でありながら家族という絆、加えて、生き別れになった父親を捜索している設定は父親版みなしごハッチのようでもあり、この濃厚な設定がいま高度成長期にある東南アジアでうけているということでしょうか? この時期はザンボット3という作品も相似形の話も進行しており、こちらも最終回は涙・涙の泣ける作品でした。
なんやかんやでテレビ放映当時漫画好きの小学生だったわたしはずいぶんと熱狂した記憶があり、時間がちょうど合ったこともあり、待望の鑑賞に至りました。
実写版でもあり、かつ2時間という制約もあり、敵であるゴアザン星のプリンス・ハイネルとの運命の対決が描かれていなかったのがかつてのファンとしては不満が残るものの、懐かしい兄弟らの活躍に映画館で21世紀もはや四半世紀たついま実写で大画面で遭えるとは望外のことであり、面映ゆい気分で映画館を後にしました。
でも本作品が現代日本でヒットすることはさすがに難しいのかな・・・なんて思ったりしました。