キングダム 運命の炎

本作を夏の終わりの気配がやっと見えてきた休日のお昼にT-Joy東広島にて鑑賞してきました。 早いもので映画劇場版の3作目です。

 

原作漫画においては69巻に到達し、あのキャラ立ちの激しい「〇〇」もついに冥界入りとなり、物語全体としてはいよいよ中盤に入ったという展開ですが、映画版では王毅と信、政(後の始皇帝)の過去の悲しきエピソードから現在の中国統一を目指すという気持ちに至るまでの経緯が素晴らしい映像とともに、大画面いっぱいに展開されます。 信の命の恩人役の杏さんも素敵でした。わたしなどエンドロールが流れるまで杏さんが出演しているということに気づかないほど杏さんは自分を殺してその役になりきっていました。

 

キングダムについては、前回2作目の欄で熱く語ったので、今回はあっさりと行こうとは思いますが、相変わらず実写版素晴らしいです。 やはり絵ではどうしても物語のスケール感やリアル感が表現しにくい部分があるのですが、映画版はそれをしっかり補完でき、それによりまた原作を読むと想像の翼がパタパタとはためくといった具合で、次回も次々回作もいまから楽しみな出来でした。

 

小柄すぎると感じていた大澤・王毅についても、もはやこれでいいのではないか・・というド迫力であり、他の配役もますますしっかりはまってきました。 3作目の新配役は今回も新たに、佐藤浩市、山本耕史、玉木宏、杏・・・と豪華絢爛であり、まるで日本の才能豊かな俳優陣をすべて配役していくのかというラインナップであり、これから登場してくる人物にしても、誰が〇〇、誰が△△を演じるのか想像するのも楽しく、その点でも興味がつきません。 なんやかんやで楽しく壮大でわくわくする作品になってきました。今後の展開に目が離せないのは言うまでもなく、本作が続く限りしっかりわたしも付いていくので、原作の原先生、佐藤伸介監督をはじめとした制作陣の方におかれましては、健康に留意して素敵な作品を作り続けてほしいものです。

 

P.S.煌めくような群雄割拠の登場人物たちのなかで選ぶとすれば個人的には蒙恬が好きですが、実写版での活躍は次回以降になりそうですが、蒙恬を誰が演じるのかも含めて彼の活躍も楽しみです。