明けましておめでとうございます。本年も四季のこころクリニックともどもよろしくお願いいたします。
コロナ禍のなか、当院も1月4日に無事今年の仕事初めを迎えました。
今年の年末年始は異例でした。毎年の帰省も今年はやむなく中止とし、ここ東広島にてゆっくり過ごしました。普段は愛知までの往復に2日ほど費やすだけにそれがなくなるとずい分時間に余裕が出き、普段はゆっくり観れない映画やアニメなど自宅にて鑑賞三昧の時間を過ごしました。おかげで、「新劇場版エヴァンゲリオン」「アオイホノオ」の復習、「進撃の巨人アニメシリーズ」の初体験等々を一気に終えました。
そうしたゆったりした時間の一方で、コロナ騒ぎは収束の気配すらありません。コロナウィルス自体は新型と言っても、すでに7世代めの風邪ウィルスの仲間であり、感染力はそこそこ強くても、季節性インフルエンザの死者(毎年10000人)と比べてもさほど多くないのに、この騒ぎ。それらの結果、自粛の嵐は吹きすさび経済は止まってしまいそうです。とくに飲食業や旅行業に携わる人たちのことが心配です。
また土地柄、通院する大学生の方もまずまずおられますが、状況を伺うと、今年は大学卒業後の謝恩会はほぼ中止、卒業旅行さえも自粛の対象ということであり、社会に出る前の最期の休みなのに本当にさえない事態です。
これら自粛の嵐の一要因として、行政はコロナをもっとも凶悪な1-2類指定感染症相当と指定していることが挙げられます。まるでエボラ出血熱か鳥インフルエンザのような取り扱いを要求しているため、実際に対応する医療現場は宇宙服のような防護服で対応したり等々常にシビアな対応を迫られ、とても疲弊しています。こうした事態を医療崩壊の危機だと煽るため、余計に自粛に歯止めがかからなくなっています。
またウィルスに対する免疫力の人種差や国ごとの衛生観念の差異もまったく無視して、グローバリズムの追い風に乗り、イギリスやフランス、アメリカ等世界で起こっている惨状は等しく日本でも起こると仮定して、被害の想定を安易に早期に発表し、人々を煽り続けている学者や医者も非常に問題のように思えます。そうした学者たちが出世し、注目され、メディアでも持ち上げられているのは嘆かわしい限りです。
せめてそうした状況の打開策として、現実に即した感染症5類指定へおろすことができないものでしょうか?これはもう一行政ではなく、政府もしくは菅総理大臣の勇気ある決断が必要です。実は安倍前首相が昨夏の時点で5類への是正の必要性に言及していたのですが、その後実行に至る前に体調不良で辞任され、結局あいまいになり霧散してしまいました。
柄にもなくいろいろ案じたりしました。しかし上記のことなどはわたしがどうのこうのできる案件ではなく、結局わたしのできることは目の前に来られるこころがしんどくなった患者さんと誠実に対峙し、もしその症状がこころの病に関するものであれば、医療的に癒していくことしかできないわけで、今後もその道の研鑽を積んでいく心積もりです。
今年も本ブログにおいて、いろいろざっくばらんに考えたり、思ったり、感じたことをときどき発信していきますので、ときどき覗いてみてやってください。よろしくお願いいたします。
P.S.今年会えなかった幼馴染のみんなへ。来年は必ず故郷にて再会できることを祈っています。