本作を秋の気配が漂う月のきれいな夜に、T-Joy東広島にて修行してきました。ディズニーが誇るアニメ部門・ピクサーの最新作です。
父親を幼い頃不慮の事故から喪った兄弟ふたりが、父親に会える奇跡を夢見て求めながら、父親との再会を実現する過程で兄弟の絆、かけがえのないお互いの存在を確認する物語です。ディズニーが最近執拗に表現する家族愛、兄弟愛、同胞愛を表現するこころあたたまる作品です。
同様なテーマである、前作の「リメンバー・ミー」の方はさらに移民問題も背景にしており、より深い感慨が湧きましたが、本作はそうした社会問題を絡めず、ストレートに兄弟愛を押し出しており、難しいことを考えず、楽しいマリオネーション・アニメにどっぷりと心も体も浸しながら、ロッキングチェアに揺られているような心持ちで、ディズニー印のファンタジーを堪能させてもらいました。
気づいてみたら、ディズニー映画にハズレなしということも今回も実感しながら、温められたこころを抱えながら帰路に着きました。