コンフィデンスマンJP プリンセス編

相変わらず、自粛的生活を強いられる日々が続いていますが、みなさんは元気にやっていますか?

 

世間的にはやっとスポーツや映画なども再開となり、徐々に観客が戻ってきており、わたしも人の少ない映画館で細々と映画修行を再開しております。

 

と言ってもこの間、「Red」「弥生、三月、君を愛した30年」「サイコパス3」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「AKIRA」などはガラガラの映画館のなかでしっかり映画館修行しておりました。通常では、映画館で鑑賞した作品は必ず、本ブログにて個別に取り挙げており、久々鑑賞した「もののけ姫」や「AKIRA」なでについては特別な感慨が生まれ、文章にしたためたかったのですが、どうもわたしの筆も自粛モードで書き逃してしまいました。もし機会があれば、またいつか書かせてください。

 

閑話休題。本作ですが、7月に入ったとある夜更けに、T-Joy東広島の大シアター1番シアターで、もったいないぐらい観客が少ないなか鑑賞させてもらいました。

 

詐欺師コンビとその仲間たちが世界を股にかけて大活躍するシリーズで、今回は舞台が、あの船を乗せているようなホテルが評判のシンガポールでした。

 

まあ何といっても圧倒的に痛快な作品でした。娯楽としての映画としては満点ではないでしょうか?

 

わたしはテレビ版は観ておらず、映画だけでFollowしている身なのですが、そうしたことにまったく関係なく、テンポよし、ユーモアよし、伏線よしで、混沌とした物語の流れが最後の最後にさらりと差し込まれるエピソードによって「なるほど~そう来たか!」という感じで、全体がきれいに一回りしたかのごとく繋がり、全体が大きく膨らんだシャボン玉のように物語が完結するありさまは「これこそ映画の醍醐味だよね~」という、映画を見終えた後も思わずにんまりとしてしまうまとまりの良い出来でした。

 

詐欺師を演ずる長澤さん(以前にも書きましたが、長澤さんは純情、おしとやかな役よりもこうした元気で少し擦れた役が自然でいい感じです)も東出さん(私生活でもいろいろありましたが、まさに人生の詐欺師役です)も堂に入っており、ふたりとも大はまり役で、今後もこのふたりの大活躍を観たいのはわたしだけではないはずです。

 

ということで、今後もこのシリーズは続くと思いますが、常に必見の作品であり、日本のM.I.シリーズのように続いていけば・・と思う痛快無比な作品で、次は地中海の国々を舞台で、彼らの活躍を観てみたいものです。