本作を2月に入った月曜日の夜にT-Joy東広島にて上映時間がぴったり合ったので修行してきました。
死にたいと思っている12人の子どもたちが、廃屋になった病院にネットの掲示板を通じて集まり、いないはずの13人目の座敷童の死体?が登場した結果、それぞれが持つ葛藤や死体の謎の解明を通して、最後には再び生きることの意味を見出し、彼らの生きる日常に戻るべく廃屋の病院を旅立っていくまでのミステリー仕立ての物語です。
いかんせん難しかったのは、たかだか2時間のなかで、12人もの子どもたちが死にたいと思い詰めるほどの個々の内面の物語を表現するのにはかなり無理があったように感じてしまいました。
おそらく本作の原作小説のなかでは彼らの内面がもっと深く掘り下げられ、最後に至る展開ももっと自然なものになっているのかな~と想像しつつ、エンドマークを迎えました。
しかし、若者たちの変則サバイバルものとして観ればまずまず楽しめるとも言え、よくも悪くも好みの分かれる作品でしたが、観ている最中はどういう結末になるのだろう?とドキドキしたことは確かであり、こういうのもたまにはいいかなと思いながら、闇夜のなか帰路につきました。