前回のブログで書いた広島大学医学部のクラス会が1月の土曜の夜、広島市内のホテルで開催され、参加してきました。
わたしははっきり言ってこうした華やかな会に参加するのは柄ではないし苦手なのですが、友人の教授就任祝いも兼ねていたので最初で最後と思い、なんとか行ってきました。
20年以上ぶりの再会なので、いったいみんなどんな変わり方をしているんだろう・・・?という疑問への答えを唯一の楽しみに行ってきましたが、意外や意外、みんな見かけは驚くほど変わっておらず、逆の意味で少々驚かされました。
わたしの場合、小学校のクラス会はだいたい5年おきに開催されているのですが、この点はまったく違います。小学校の同窓生たちの面影の変化は、あなたはいったい誰?・・といった衝撃的変化が普通にあるのです。
いろいろ考えてみましたが、これらの要因としては、やはり大学の同窓生というのは、もう大人になってほぼ完成された容貌と人格で過ごしていることが大きいと思います。もうひとつは、やはり社会の荒波から受けるストレスの度合いが医学部卒業生の場合、社会的にまずまず恵まれており、その結果受けるストレスが比較的少ないことが影響しているのでは?・・なんて考えたりしました。
これらは、小学校や大学、両方の同窓会などへの参加経験のある方からしたら、当たり前の事実なのでしょうが、わたしとしてはそんな事実をこの目でしっかりと確認したわけで、目からうろこの貴重な体験でした。
もうひとつこころに残ったこととしては、同窓生たちが卒業後いろいろな過程を経て全国にちらばり、それぞれの医療現場で重要な役割を得て、現在までいい仕事をしながら、しっかりと頑張っていることを直接確認できたことでした。こうしたことはもちろん頭では想像できていたのですが、想像するのと実際に彼らの姿を見てその言葉を耳にすると、実感もわき感慨深いものがありました。
わたしもいまこの東広島の地でささやかな心療内科クリニックを営み日々診療にいそしんでいますが、これからもこの地において全国で活躍する同窓生たちの姿を時々は思い出しながら、しっかり研鑽を積み、地域社会に貢献していかなければ・・という思いを新たにしました。