本作を診察が終わった夜にひっそりと地元T-Joy東広島にて鑑賞してきました。原作の小説もそうですが、漫画化もされ、東広島市内の書店でもしっかり平積みされていましたので、そんなに面白いのか~?との想いもあり、4月の終わりにやっと修行できました。
一方で、エヴェレスト・・この映画は何としても観ておかなければならない個人的こだわりもあったりします。四季の心クリニックの電話番号をごらんください。こだわりの一端を垣間見ることができるはずです。それはともあれ、この山の標高だけでなく、神々が宿っているかのごとくの人を寄せ付けない崇高さは子どものころからのわたしのひとつの憧憬の対象でもありました。
そんな憧憬と期待の本作ですが、好き嫌いは別として、俳優たちの熱演と実際のエヴェレストの大自然の圧倒的な画像、小さな人間たちの執念と格闘シーンを大スクリーンで感じれただけで、もう満足という出来でした。V6の岡田くんはいまや立派な役者であり、阿部ちゃんはもうちゃらちゃらしたメンズノンノのモデルという過去などどうでもいいぐらい、存在感のある素晴らしい男優であり、同世代の誇りにいまやなっていることを確認しました。
おそらく本作は、映像の迫力といい、作品のスケールの大きさといい、ロケの困難さ(実際のエヴェレストの標高5000mでの撮影だったそうです)といい、邦画隆盛時代のひとつのモニュメントになると思われます。
いろいろ書きましたが、本作の一番の見どころを挙げるとしたら、エヴェレスト中腹に座す阿部ちゃんの凍ったデスマスクではないでしょうか?
日本人離れした、まるで縄文人がよみがえったような彫の深い顔立ちは、純粋弥生系顔貌のわたしなどからしたら、エヴェレストに負けず阿部ちゃんも素晴らしい憧憬の対象だったりします(笑)。