白鯨との闘い

春とはいえ、まだまだ肌寒い、忙しい年度末の夜ふけに、T-Joy東広島のシアター1にて本作を鑑賞してきました。

 

懐かしい少年時代に読んだメルヴィル原作「白鯨」のインサイドストーリーである「白鯨との闘い」をあの「ビューティフル・マインド」のロン・ハワードが映画化した本作ですが、思わせぶりな衝撃の真実がどんなものだろう?という想いで比較的すいた劇場中央の席にてひとり鑑賞しました。

恐ろしく大きく、頭のよい白鯨を捕まえようという漁師たちの苦難と闘いの連続が、大海原の雄大な自然を背景に素晴らしい大迫力で展開されており、画面の雰囲気はさなから「パイレーツ・オブ・カリビアン」の進化版のようでした。

 

そして肝腎の真実とは・・・これはこれから観る人のためにはばらさないほうがいいでしょうね。ヒントは日本の名作である武田泰淳作「ひかりごけ」と同様のテーマであり、人間のタブーとしてこのテーマは世界中至るところにあるのだ・・・という感慨をもって、映画館を後にしました。