テニスボーイの休息

錦織の今シーズン最後の奮戦を昨晩見届けました。ATPツアーファイナル準決勝。この大会に出るだけでもアジア人初の偉業なのに、準決勝進出とはいやはや今年の錦織の成長は目を見張るものがありました。この大会まだ1セットも落としていなかったジョコビッチから第2セットを奪い、第3セットの第一ゲームは15-40のダブルブレークポイント。ここが錦織にとってこのゲームの分水嶺でしたね。このときはこのままいった~と思いましたよ、ほんと。しかし、ここからミスが重なりブレークチャンスを逃すと一転。糸が切れたように以後1ゲームも獲れずの0-6での敗戦でしたが、紙一重の勝負だったと思います。

この季節、秋だけにスポーツがたけなわですが、錦織の大活躍は痛快きわまる種のもので、秋の夜長の楽しみとなりました。この活躍の続きは来年の楽しみにとっておいて、ひとまず日本の誇るテニスボーイ錦織にお疲れさまでしたと念じながら、深夜遅く寝についたわたしでしたが、おそらく今朝は日曜日だったし日本じゅう朝寝坊の方が多かったのではないでしょうか。かつて女子では伊達がランキングベスト4まで駆け上がり、ウィンブルドン準決勝では当時不屈の女王として君臨していた20世紀最強の女子テニスプレーヤー、グラフをファイナルセットまで追い詰めた試合を観たとき、「もうこんなすごいテニスプレーヤーは日本には出てこないだろうな~。ましてや男子では・・・」なんて思ったのも今は昔。来年はいよいよ「トップをねらえ」の年になりそうです。グランドスラムで杯を掲げるテニスボーイを来年は見たいものですね。錦織に刺激され、わたしもしっかりやるべきことを頑張らねばな~・・なんて思ったりしました(笑)。