10月30日木曜日の夜10時前、わたしは自宅にて2014年プロ野球日本シリーズ、ソフトバンクvs阪神を観戦していました。そして最後のプレーにあっけにとられていました。観戦していた人にはすぐにあれね~とわかるかと思いますが、あえて説明すると、もうこの試合を落としたらあとがない、1点差を追いかける阪神が9回1死満塁。すべてのランナーは四球で出塁。打者カウント3ボール1ストライク。ソフトバンクの投手サファテはもうアップアップで、放っておいても同点。もしくは逆転という状況で、わたしなどは「今夜はなんとか阪神が逆転勝ちして、日本シリーズは甲子園に戻り週末はそれはそれで楽しみができるな~」なんて思っていました。ちなみにわたしは阪神ファンでもないし、ソフトバンクファンでもないのですが、いちプロ野球ファンとしてそれでも日本シリーズというのはお祭りのようなもので毎年テレビ観戦を楽しみにしているのです。
ところがこの打者絶対に有利な状況でなんと打者の西岡は難しい球に手を出してしまったのです。それもダブルプレーにおあつらえ向きな平凡な一塁ゴロ。ソフトバンクの一塁手は捕球後ホームに送球し本塁フォースアウトにして、それから捕手が一塁転送ダブルプレイ試合終了、万事休す・・・というシナリオでしたが、一塁への送球は西岡の手にあたり、ファウルグラウンドを転々。この間に2塁走者が本塁にかえり同点~・・・かと思いきやなんと打者の西岡の走塁妨害でアウト試合終了と相成りました。
守備妨害で試合が終わるという結末は長きにわたり野球というスポーツを観てきたわたしにとっても初めてのことであり、え~そんなことあるの~と思い、このプレイのリプレイを一刻も早く見たいと思いトイレに行かずテレビにくぎ付け状態で待ちました。
しかし、リプレイはまったく待てど暮らせど写らず、なんと地上放送はリプレイなしのまま終了。BS放送では後で友人から聞いたら、最後の最後、胴上げが終わり、監督インタビューなどが終了した後にリプレイされていたそうでしたが、そんな遅くまでソフトバンクファンでなければふつうテレビ中継は見続けているはずもなし・・。 結局あとでニュース番組のなかでやっとリプレイを見れましたが、判定の真偽よりもこうしたテレビを代表とするメディアの操作性に対して強い疑念を持たざるを得ない夜でした。わたしたちはつねに本当に知りたい情報や知るべき情報を、メディアによって内容や質量ともに操作されているのだな~なんて・・・いう想いがほのかに残り夢に出てきそうな夜でした。
でもこの夜この騒ぎで一番得したのは西岡選手かもしれません。あそこで中途半端に凡打し、ゲッツーで試合の幕をひいた痛恨のプレイ自体への非難は影をひそめましたから。これがわざとの走塁であれば、たいへん強かな人でしょうが、そのしたたかさはプレイの上で阪神の逆転という形で見せてほしかったのは、阪神ファンとともにいつまでもプロ野球のシーズンを楽しみたいわたしの願いでもありました。
今シーズンもこれで無事終了しましたが、地元カープはマエケンも残留し来年こそは念願のペナント奪取への期待がかかります。わたしはドラゴンズファンですが、それでも来年のカープの飛躍は地元の人間として楽しみであり、いまから来シーズンが楽しみですね(*^^)v
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シネ丸 (金曜日, 07 11月 2014 10:26)
トラ丸ことシネ丸は神戸三宮のスポーツBARで第7戦のチケットを握りしめながら観戦していました。
阪神ファンのおねーちゃんの絶叫のなかの終戦! ペナントレース2位での日本シリーズ進出の阪神らしい幕切でした。 毅然とした審判に対し虚しい和田監督の抗議 でも阪神ファンは東京ドームの巨人戦4連勝で満足しているんです!
※シネ丸おすすめ映画コーナー:「ジャージー・ボーイズ」クリストファー・ウォーケンの踊り最高!
fourseasons-clinic (火曜日, 11 11月 2014 19:28)
このシリーズは阪神ファンにとっては確かに和田監督で優勝というのもしゃくでしょうし、選手やファンの闘いへの意欲自体が微妙でしたよね。それにしても阪神のぽんこつメジャー帰りへの食いつきはどうなんでしょうね?城島、西岡、福留などろくに働いていないような気がします