サンフレッチェやりましたね。すごいことをやってくれました。たった一週前のことですが、平成25年12月7日は忘れえぬ日になりそうです。思い返せば、Jリーグ発足当初の90年代前半は広島市内に住んでいたこともあり、よくスタジアムに足を運んだものですが、最近は広島市から離れ、仕事にも追われ、すっかりスタジアムから足が遠のいています。しかしそんな不届きなファンでもチームの動向は常にテレビや新聞では気にしてはいました。さすがに今年は無理だろう?せめて浦和(最近広島の選手がどんどん流出していているだけに複雑な心境になります)には負けないでほしいなど控え目に考えていましたが、まあなんと優勝連覇とは・・・。あっぱれです。
今年はボールも動き人も動く、ワンタッチパスでフィールドを駆け回る徹底した戦略で、最終戦もそれが見事に決まっていました。しかし、「言うは易く、行うは難し」で、森保監督や選手らの日頃の鍛錬のたまものだと思います。現役の熱狂的なサポーターの方々の力も素晴らしく、誠におめでとうございます。
思えば1994年Jリーグ発足2年目に智将バクスターの下、前期リーグを制して、川崎と年間王者を決めるチャンピオンシップゲーム。わたしも勇んで足を運んだビッグアーチで、川崎を凌駕する素晴らしいパスサッカーを展開。当時のサンフレッチェも現在のチームと同様サッカーの質が高く、誇らしく胸のすくチームでした。なのにラモスやカズら個人技を押し出す川﨑の前に敗北。ハシェック、風間、柳本、森保らの粒ぞろいの連携がエゴの強い川﨑の前に敗れ去ったことは、わたしもまだ十分に若かったため、その夜は友人とかなり激しく痛飲した記憶があります。あれから19年。チーム力と個の強さを兼ね備えたサンフレッチェはついに偉業を達成。あの忌まわしきチャンピオンシップが復活するまであと一年。どうせなら最初で最後の年間を通したリーグ3連覇を飾ってほしいものです。